Elementary OS freyaでハイバネートオプションを追加する
少し前からElementaryOSの最新版Freyaを使っている。
電源周りで少し手こずったので、備忘録として残しておく。
インストール後にやったことはまた今度まとめる。
ハイバネートオプションを追加する
Elementary OS Freyaでハイバネートが利用できなかったので、利用できるようにする。
※ メモリ領域のデータをディスクに退避することで、作業状態を保存した状態で電源オフにし、電源オンでそこから復帰できる。
サスペンドはメモリに電源供給しながらデータを保持。メモリは揮発性で、電源供給がないとデータが消えてしまうため。
pm-utilsを導入してpm-hibernateコマンドを実行する手もあるが、今回は別の方法で。
電源オプションの中にハイバネートを追加する
sudo vi /etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/com.ubuntu.enable-hibernate.pkla
下記をコピー&ペースト
[Re-enable hibernate by default in upower]
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.upower.hibernate
ResultActive=yes
[Re-enable hibernate by default in logind]
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.login1.hibernate
ResultActive=yes
Grubの設定
sudo vi /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash resume=/dev/sda3"
resume=‘スワップ用パーティション’とすること!
Grubの更新
sudo update-grub
これでシャットダウンのオプションなどで、休止状態
(もしくはハイバネート
)が増えているはず。
ノートPCを閉じた時にハイバネーションを有効にしたい && ロック画面でのPowerボタンの挙動を変える
自分の場合はロック画面の状態(だがディスプレイオフ)で電源を押して復帰しようとして、シャットダウンしてしまう現象に悩まされていた デフォでこの動作はバグと言っていい気がする。あとノートPCなので、急なとき閉じて移動、などあるのでその際はハイバネートできたほうが良い。
/etc/systemd/logind.confの編集
man logind.conf
で確認したところ、HandlerPowerKeyやHandleLidSwitchなど、電源周りの挙動を変えられるようだった。
sudo vi /etc/systemd/logind.conf
にて該当箇所のコメントアウトを外し、 下記に変更する
HandlePowerKey=hibernate
HandleLidSwitch=hibernate
再起動後、ロック画面での電源ボタン、 PCの閉じる動作によるハイバネートが有効になっているはず。