会社のPCのWindowsマシンにLubuntuを入れてきた

Webライターさん向けにChromeとOfficeツールが使える格安環境が欲しいとのことで、同僚が買ってきた1万5000円のWindowsPC。 デフォルトで入っている(おそらくkitting時に自動で入る)セキュリティツールが悪さをしてまともにブラウジングができなかった。
その要件であれば、lubuntu(軽量版GUIを備えたUbuntuベースのLinuxディストリビューション)を使えばよいだろうということで、 3時間くらいかけてセットアップした時の備忘録。

WinowsPCにlubuntuを入れる

  1. Windowsのコンピュータを起動し、コントロールパネルから"ディスクの管理"を表示する
  • “ディスクの管理"の画面の写真を取る(スクショはだめ。インストール中に見れない)
    • 今回はDドライブの内容が空だったので、Lubuntu側でDドライブをフォーマットすることにする。
    • Dドライブのディスク空き容量68.43GB。Dドライブの容量の数値を確認しておく。
  • UnetBootInDiskでLinuxをブート可能なUSBメモリを作る
  • メーカーロゴでF12連打でブートメニューに入って、USBメニューを選択(なければBIOS設定画面に入ってから設定を変更する)。
  • Try Installを選択。
  • 言語で日本語を選択。
  • ネットワーク(Wifi)に接続できるので、接続(あとでもできるがこのタイミングのほうが失敗が少ない)
  • インストール中にアップデートをダウンロードする、サードパーティ製のソフトウェアをインストールの両方にチェック
  • インストールの種類で”それ以外”を選択
  • ブートローダをインストールするデバイスに/dev/sda(ディスクの大元)を選択。
  • Dドライブの存在していた/dev/sda4/(ディスクの管理でとった写真を参照)を選択し、-をクリック。
  • 空き領域を選択、 + をクリック。論理パーティションを選択。ext4ジャーナリングシステムを選択。マウントポイントに”/“を選択。
    • これで論理パーティション内部に複数のパーティションが作成可能になる。
    • スワップ領域を作らなくてよいかとの画面が出るが、無視してよい。あとで追加する。
  • マシン名とユーザ名とパスワードを設定する。Windows側と同じユーザ名、パスワードを利用。
  • タイムゾーンはTokyoに。キーボードは日本語に設定する。

Lubuntuをセットアップする

  • スワップを有効化
    • USBからtry without installを選択
    • gpartedを利用して論理パーティション内1GBのスワップを作る。swap領域の/dev/sdxx
    • fstabをsudo vi /etc/fstabにて編集。 ( http://linuxsalad.blogspot.jp/2009/05/swap.html )
    • 再起動してgparted上でスワップオンになっていることを確認
    • swapがないとたまにフリーズしたりするので早めに設定しておくこと
  • 日本語を入力できるようにする
    • Ctrl-Spaceで日本語入力可能。ibus-anthyが使える。
    • 変換精度のより良いibus-mozc(Google日本語入力)を入れる。コマンドはsudo-apt-get install ibus-mozc
    • キーボードインプットメソッドでibus-mozcを追加。
    • インプットメソッドの切替キーを半角に設定する(hankakuを追加割り当てする)。
  • GoogleChromeを入れる(firefox起動してそこから検索してインストールする)
  • LibreOffice(OpenOfficeのすごいやつ)を入れる
  • よく使いそうなソフトはデスクトップにショートカットを置く
    • Chrome
    • ファイルマネージャ
    • LibreOffice Writer(Word)
    • LibreOffice Calc(Excel)
  • 見た目整える
    • 綺麗な日本語フォントをAdobeが出してる(源ノ角フォント)のでそれを入れる。mkdir ~/.font/してそこに展開。
    • ログアウトし、ログインするとルックアンドフィールなどからフォント設定。
    • FaenzaIconsをダウンロードして設定。

やってみての感想

やはり時間かかった(3h)。ほとんどはパーティションとスワップ周りの調査。

以下が得られた知見達。

  • 論理パーティションを作るには基本パーティションをフォーマットしなければならない。
  • swapとか使うなら論理パーティション必須。
  • Installより先にUSBブートしてGpartedで基本パーテイションの1つを論理パーティションにフォーマットする。
  • その論理パーティションの中でメモリ容量x2程度の小さなパーティションを作成する。
  • Lubuntuのインストーラ内で上記のパーティションをSwapに割り当てる。
  • Install時に割り当てられなかったらfstabで設定。再起動後Gpartedで割り当て確認。
  • Swap割り当てないとマウスポインタだけ動いてキーボードが操作不能になる。
  • LubuntuでCtrl+Del+BackSpaceでKill Xserverが簡単に設定できる箇所が見つからなかった。