Linux

Sun, Mar 10, 2024

Authy Desktopが終了するので秘密鍵を抽出して他ツールへ移行する

Authy Desktopが2024年3月にサービス終了 公式 参考記事 Authyは人気のある2FAアプリケーションの一つだったが、 2024年3月にデスクトップ用Authyが終了する発表されている。 元々は8月の予定だったが、3月に前倒しになった模様。 自分はAndroid, Linuxの環境下でAuthyを使っていたがデスクトップ版が終了するため、モバイル版はAegisとデスクトップ版はGnome Authenticatorに移行することにした。 移行先の選定 Authyの一つ大きなポイントはデスクトップ・モバイルデバイス間の各クライアントでの同期だが、これはAuthyのサーバ経由で秘密鍵を同期することで実現されている。 AegisはOSSのTOTPクライアントだが、Android向けしかないため、デスクトップ向けにはGnome Authenticatorを使うことにした。 Aegis Google play https://play.google.com/store/apps/details?id=com.beemdevelopment.aegis GitHub https://github.com/beemdevelopment/Aegis Aegisの記事 https://gigazine.net/news/20230128-aegis-authenticator-review/ AegisのバックアップとしてGoogle Authenticator形式の複数の秘密鍵をまとめたQRコードが出力できる(他にも標準的な形式のインポート・エクスポート形式をサポートしている) Gnome Authenticator Fluthub https://flathub.org/apps/com.belmoussaoui.Authenticator GitLab https://gitlab.gnome.org/World/Authenticator flatpakで導入するGnome AuthenticatorはGoogle Authenticator形式のQRコードをWebカメラから読み込むことができる Aegisのバックアップ用QRをWebカメラにかざして読み込ませることでAuthyの秘密鍵の同期相当が行える ちなみに以下も選択肢としては良いと思う Google Authenticater自体も最近 バックアップ/QRのエクスポート機能が追加されていて(Aegisで利用している一括のQRコード形式)が扱える 2fas(https://2fas.com/) は iOS / Android / Chrome Extension クライアントがあり、こちらに寄せるのもアリかも AuthyからTOTPの秘密鍵のエクスポート 公式を漁ったがAuthyの秘密鍵をエクスポートする方法が見つからなかった。 どうやらAuthyの秘密鍵のエクスポートはサポートされていないため、各自で何らかのアプリやツールを用いた移行が必要となる。 rootが取れるAndroid端末があれば、Aegisや他のアプリからもエクスポートできるらしいが自分はroot取得していないので https://github.com/token2/authy-migration を使った。 authy-migrationはクライアントのふりをしてバックアップから秘密鍵をダンプする
Wed, May 17, 2023

RubyKaigi 2023に登壇してFusumaについて話した

RubyKaigi 2023 RubyKaigi2023で登壇してFusumaについて話した。 CFPを出したら通過してしまい、まだまだ先の話だと思っていたら、あっという間に当日が来てしまった。 資料づくりがままならないのに途中でGem入れたほうが面白いだろうなと思ってしまったのが良くなかった。 新しくGemをこしらえてきたのだけれど、ギリギリの発表10分前に2つリリースすることになるとは思ってもみなかった。 結果fusuma本体が落ちるバグ入りプラグインをリリースをしてしまい、その後すぐに修正した。余裕を持ったスケジュールが大事。 今でも自分がRubyKaigiに登壇するなんて思ってもいなかったし、なんならもう一週間経つけれど、あんまり実感がない。 https://rubykaigi.org/2023/schedule/#day1 で並んでる面々、みんな凄い人ばかりで、自分が並んでるのが違和感があるというか、まだそんな感じがする。 RubyKaigi is 祭 ランチブレイクの時にRubyKaigiって祭りだよねという話をしていた。 あの短い期間だけ、町がRubyistに包まれるあの熱狂的でカオスな状況、まさしく祭りだと思う。 好きなトークを聞いて、久々に会う友人・はじめましての人と話して、松本グルメ探訪し、夜はOfficial Party、Drinkup、After Party、会期中ずっとRubyの話してるのすごい楽しい。 トーク聞きに来てくれた友人の夫妻と久々に会ったらお子さんがめっちゃ大きくなってて謎に感動したり、 推しのk0kubunさんやペンさんと写真を撮ってホクホクしていたり、 初めてRubyKaigiに来たという若者見つけてバーに連れて行ったり、 特にDay 3は After Party🍺 => 居酒屋🍺 => ラーメン屋🍺 => コンビニ🍺 みたいな感じで朝までずっと飲んで話してた。 ラーメン屋で朝まで飲んでた人達、みんな無事かな#rubykaigi #rubyfriends pic.twitter.com/O2zDWNscAP — iberianpig(Kohei Yamada) (@nukumaro22) May 14, 2023 みんな体力持つなぁと思ってたんですが、多分この楽しい時間をこのRubyKaigi終わらせたくないんですよね。だからRubyKaigiの夜は長い。 ちなみに最初に参加したのはRubyKaigi 2019の福岡の時で、その時もめちゃくちゃ楽しかったけど、今回はもっと楽しめた気がする。Kaigi is back! RubyKaigiを盛り上げてきてくださったスタッフの皆様、スポンサーしてくれている企業さんには頭が上がりません。本当にありがとうございます。 Fusumaについて発表した FusumaはLinuxのタッチパッド向けのマルチタッチジェスチャのツール。gem install fusuma でジェスチャが効くようになる。 ネィティブでジェスチャ実装されてないLinuxディストロでもほとんどのケースでマルチタッチジェスチャが使えるようになる。 初めて作ったGemなのでそれなりに思い入れがあって、また長くメンテしてると色々リファクタリングしたくなって、その結果プラグインで拡張できるようになったりしたのでその仕組みを中心に話した感じ。 YouTubeにアーカイブがあがってました。 同時通訳 RubyKaigiは日 -> 英の同時通訳があって、自分の発表を英語に通訳してもらって日本語ネイティブじゃない方にもトークを聞いてもらえる。これめちゃくちゃすごい。 自分は通訳の方を入れて話すのは初めてだった。 当日になってギリギリまで資料を弄ってしまっていたので、事前に送った資料との差分が出ていてそのギャップを埋めるのにてんやわんやさせてしまいました。本当に申し訳ありません。 二人の通訳の方がセクション毎に交代して通訳を担当するのでお互いのパートで表現のニュアンスのズレがでないか調整をしていた。 技術通訳をされているプロの方々で、担当してくれた方はバッファやキューなどのデータ構造のことを認識されていて、その上でどの表現が適切か、発火はFireかTriggerか、みたいな細かいところまで質問していただけて、すごく新鮮な体験だった。 あと、通訳し終わる前にスライドが次に移動すると英語で聞いている人が理解しづらくなるので、話の区切りでは適宜間を持たせたほうが良いという話や、みなさんどうしても早口になるのでゆっくり落ち着いて話すようにというアドバイスをいただきました。 しかし、想定よりも若干時間が余ったのでかなりオタク特有の早口出てしまったと思います。すみません。 登壇資料 トークの中で話してた、ヨドバシに通ってMac触って挙動を確認してたのは本当で、それでエッジスワイプをプロトタイプのxSwipeに実装できた。 Macのトラックパッド上を2本指で右端からからスワイプすると通知センター開くやつで、右端指1本分くらいの領域を通過したあとその領域にもう1回連続でタッチが入り移動するとトリガされるやつ。 ただ、Synapticsではタッチパッド上の絶対位置が取れて同じような実装が出来るのだが、相対移動しか取れないLibinputだと端を取るのがちょっと難しくまだFusumaには移植できてない。
Mon, Apr 26, 2021

Linux用マルチタッチジェスチャのFusumaがv2にアップデート

Linux向けのマルチタッチジェスチャツールのFusumaがv2にバージョンアップした。 新たにジェスチャの設定項目が充実して、細かいところに手が届くようになった。 Fusuma v2のアップデートの概要 Fusuma v2ではマルチプロセス化、I/O多重化、継続ジェスチャ、contextに応じた設定の切り替えなど、 色々とアップデートが入った結果、以下のような機能が実現できるようになった。 アプリ固有のジェスチャ設定(fusuma-plugin-appmatcher) Mac OSスタイルの3本指ドラッグ Windowsスタイルの3本指スワイプでのウィンドウ切り替え スワイプ/ローテートによる音量調整・輝度変更 動作確認した環境 この記事内での設定はDELL XPS 13 9310上のUbuntu 20.04(X11/Gnome-shell)で動作確認している。 利用しているディストリビューションやデスクトップ環境に応じてショートカットキーなどは適宜読み替えて欲しい。 $ fusuma --version reload config: /home/iberianpig/.config/fusuma/config.yml --------------------------------------------- Fusuma: 2.0.5 libinput: 1.16.5 ruby 2.7.0p0 OS: Linux 5.10.0-1026-oem #27-Ubuntu SMP Thu May 6 07:19:13 UTC 2021 Distribution: Ubuntu 20.04.2 LTS \n \l Desktop session: ubuntu x11 --------------------------------------------- なお、Fusuma v2から要求するRubyバージョンが2.5.1以上(Ubuntu 18.04のデフォルトのRubyバージョン)となっているので注意。 Fusumaとプラグインを最新版にアップデート gemコマンドでアップデートできる。 システムワイドのRubyを使ってインストールしていない場合sudoは不要。 $ sudo gem update fusuma インストール済みのFusumaプラグインがある場合はそれらをアップデートしておく。 # プラグインをリストする $ sudo gem list fusuma-plugin- fusuma-plugin-keypress (0.
Fri, Feb 22, 2019

Fusumaのインストールと設定

Linux上でタッチパッド上のジェスチャーをカスタマイズ出来るFusumaというライブラリをRubyGems公開している。 日本語の記事もあまりないので、使い方やカスタマイズの記事を書いてみることにした。 RubyGemsにライブラリを公開した時の記事⇓ Fusumaのインストール Debian系を利用しているOS(パッケージ管理にaptを利用している)なら下記のapt install等のコマンドはそのまま利用できるはず。 自分はUbuntu16.04ベースのelementary OS lokiをインストールしたDell XPS 13(9360)で利用している。 Archの人はArchWikiに色々書いてもらっているようなのでそちらを参照。 https://wiki.archlinux.org/index.php/Libinput#fusuma Ubuntu 15.04以降ではFusumaに依存するlibinputを使用することができるが、Ubuntu 14以下の古いバージョンではsynapticsドライバを使用するxswipexSwipeを試してみて欲しい。 インストールされているRubyのバージョンを確認 まず最初にRubyをインストールしてあるか確認。 システムにインストールされているRubyでも問題ない。 (もちろんrbenvやrvm使ってても問題ない) $ ruby -v ruby 2.4.1p111 (2017-03-22 revision 58053) [x86_64-linux] # ↑Rubyの2.4がインストールされていることを確認 依存パッケージのインストール タッチパッドの入力を読ませる必要があるためlibinput-toolsをインストールする。 (Fusuma内部でlibinput debug-eventsによるデバッグログの出力を利用している) $ sudo apt install libinput-tools また、Alt+Left, Alt+Rightなどショートカットを発行できるようにするためxdotoolをインストールする。 $ sudo apt install xdotool FusumaをRubyGemsからインストール $ sudo gem i fusuma iはinstallの省略。システムのRubyでインストールする場合はsudoが必要。 (rbenvやrvmでインストールしているRubyを使う場合、$ gem i fusuma でインストール出来る) Fusumaの設定ファイルを作成する ~/.config/fusuma/config.ymlに設定ファイルを作成する。 $ mkdir -p ~/.config/fusuma $ touch ~/.config/fusuma/config.yml エディタで~/.
Sun, Jun 25, 2017

fwupdでLinuxからUEFI(BIOS)のアップデート

Linuxデスクトップを利用する際に少し問題となるBIOSのアップデート。 ここではfwupdというツールを使ってUEFI(BIOS)のアップデート方法を書く。 特徴として、別のデバイスにBootableなディスクを焼いてアップデートする必要がないが、サポートされているデバイスでなければ対応出来ない。 なお、Unetbootinを使ってUSBデバイスからのアップデート手順をQiitaに書いているのでそちらもご参考あれ。 この記事はUbuntu16.04ベースのelementary os v0.4(loki), Dell XPS13 9360で試した内容を元にを書いている。 fwupdで利用可能なデバイスかどうかを確認する 利用可能なデバイスのリストはこちら→(https://fwupd.org/lvfs/devicelist) 自分のXPS13 9360はfwupdでアップデート可能だった。 fwupdのインストール aptでfwupdインストールする sudo apt install fwupd cabファイルをダウンロード (https://fwupd.org/lvfs/devicelist) からダウンロードする。 画像内のリンク先のcabファイル。 fwupdmgrでインストール fwupdmgrというコマンドが利用出来るようになっている。 ただし、ACアダプタを接続していないと進めないので注意する。 fwupdmgr installでファームウェアをインストール。 fwupdmgr install /path/to/your/downloaded/firmware.cab これでインストール待ち状態になった。 再起動時にBIOSのロード画面でアップグレードが走る。 Special Thanks https://github.com/hughsie/fwupd https://fwupd.org/lvfs/devicelist
Sun, May 14, 2017

Linuxでマルチタッチのジェスチャにショートカットを割り当てるFusumaというGemを作った

linuxのマルチタッチのジェスチャを認識して任意のスクリプトを実行するプログラムを作った。 https://github.com/iberianpig/fusuma Fusumaという名前でRubyGemsに公開した。 Linux上のタッチパッドでのジェスチャをキーイベントにマッピングし、スワイプを検知したらワークスペースを移動させるなどの処理を可能にする。 ちなみにsyncapticsドライバ向けのPerlでの先行実装のxSwipe を過去に作っていて、こちらを元にRubyでlibinputドライバ向けに書き直している。 ワークスペースの切り替えする横スワイプが襖を開ける動作と似てるところが由来。 TouchEggやGinsなどUbuntuのWikiに紹介されるようなライブラリは利用するのに一癖ある。そして設定で上手くいかないケースが多い。 Perl製のxSwipe/今回公開したRuby製のFusumaはデバッグログを利用してタッチパッドの出力を読み取り、任意のスクリプトを発行出来る。そのため、タッチパッドのデバッグログ出力さえ出来ればジェスチャ解釈はできるためマルチタッチジェスチャの敷居がかなり低くなった。 Fusumaの使い方 インストールについては、Fusumaのインストール方法(https://github.com/iberianpig/fusuma#installation) を読んで欲しい。 Input Groupにログインユーザ追加後、ログイン・ログアウトしないとFusuma実行ユーザーからタッチパッドが読み取れず、Fusumaが失敗してしまうので注意。 fusumaコマンドで起動。 ~/.config/fusuma/config.ymlに設定ファイルを配置するとFusuma起動時に読み込んでくれる。 ジェスチャとそれに対応するスクリプトを自由にカスタマイズできる。 下記は一例。 swipe: 3: left: command: 'xdotool key alt+Right' right: command: 'xdotool key alt+Left' up: command: 'xdotool key alt+t' down: command: 'xdotool key alt+w' 4: left: command: 'xdotool key super' right: command: 'xdotool key super+a' up: command: 'sh ~/tool/linux/script/desktop_switcher.sh 1' down: command: 'sh ~/tool/linux/script/desktop_switcher.sh -1' pinch: 2: in: command: 'xdotool key ctrl+equal' out: command: 'xdotool key ctrl+minus' 4: in: command: 'xdotool key super+a' out: command: 'xdotool key super+s' threshold: swipe: 0.
Mon, Feb 6, 2017

Ubuntuのベースバージョンを変えずにLinuxカーネルをアップグレードする方法

環境のElementary OS 0.4 Lokiを利用しているが、カーネルのバージョンは4.4である。 4.4ではディスプレイ周りの不具合が多かったため、カーネルをアップグレードしたかった。 本記事の内容は、基本的にベースバージョンのUbuntu16.04でも同様と見てもらって構わない。 ukuuによるカーネルのアップグレード ukuuというツールを使えば任意のkernelをインストール出来る リポジトリを追加する sudo apt-add-repository -y ppa:teejee2008/ppa ukuuのインストール sudo apt update && sudo apt install ukuu Ukuu Kernel Update Utilityというアプリを選択して起動(ukuuでターミナルから起動してもいい) カーネルのバージョンを選んでインストール出来る。インストールされたカーネルはローカルにキャッシュされていて、 キャッシュ済の場合バージョンを簡単に切り替えできる。 記事執筆時点では4.9.8までインストール出来ることを確認した。 動作確認時に特に問題はないと思われたが、Fusumaが依存しているlibinput-debug-eventsのログにエラーが出ていた。 そのためukuuによるアップグレードではなく、後述するHWEカーネル用パッケージをインストールすることにした。 HWEカーネル用パッケージのインストール HWEカーネルとは HWE(Hardware Enablement)カーネルは,より新しいハードウェアでもLTSを使えるように用意されている 「LTS Enablement Stacks」のカーネルです。 簡単に言うと,LTS以降にリリースされたUbuntuで使われるカーネルを,LTSでも使えるようにしたものです。 (http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0278) より引用 安定版と開発版があり、開発版であれば4.8が入るそうだったので開発版をインストールすることにした。 linux-generic-hwe-16.04-edgeをインストール sudo apt install linux-generic-hwe-16.04-edge バージョンの確認 $ uname -a Linux XPS-L321X 4.8.0-34-generic #36~16.04.1-Ubuntu SMP Wed Dec 21 18:55:08 UTC 2016 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux カーネルバージョンは4.8.0-34まで上がった。 ハードウェアのサポートが入っているためか、こちらではlibinput-debug-eventsが正しく動作していた。
Fri, Apr 15, 2016

特定のアプリケーションにスイッチするシェルスクリプトを作る

Web開発を行っていて、ターミナルとブラウザを行き来することが非常に多い。 一度のキーアクションでターミナルに移動、ブラウザに移動できる方法がないかと考えた上で、作ってみた。 思いつきから作ってみたが意外と便利だった。一日に多用するショートカットとなった。 ブラウザとターミナルを交互に切り替えたい Web開発している時にターミナルとChromeを何度も行き来することがある。 Alt-tabもあるけれど、他のウィンドウが邪魔で何度Alt+tabを入力すればよいかわからない。 Alt-tabを押す、該当の画面がターミナル(Window)であるかを確認、もう一度Alt-tabを押すという繰り返しが非常に面倒。 特定のキー1回でブラウザとターミナルをトグルできればベスト。 xdotoolを使ってみる できる事は下記があるらしい。 ウィンドウ ID の取得 名前やクラスによる検索 現在アクテイブなウィンドウ ウィンドウ ID で指定されたウィンドウの操作 リサイズ 移動 最小化 最全面へ マウスイベントの模倣 マウスカーソル移動 マウスクリック キーイベントの模倣 文字入力 ショートカットキー入力 NOTE: xdotoolを使い特定ウィンドウの表示をワンキーでトグル(http://d.hatena.ne.jp/mooz/20101228/p) $xdotool Usage: xdotool <cmd> <args> Available commands: getwindowfocus getwindowname getwindowpid getwindowgeometry getdisplaygeometry search selectwindow help version behave behave_screen_edge click getmouselocation key keydown keyup mousedown mousemove mousemove_relative mouseup set_window type windowactivate windowfocus windowkill windowmap windowminimize windowmove windowraise windowreparent windowsize windowunmap set_num_desktops get_num_desktops set_desktop get_desktop set_desktop_for_window get_desktop_for_window get_desktop_viewport set_desktop_viewport exec sleep 結構いろいろある
Sun, Mar 20, 2016

Bluetoothのオン・オフをコマンドラインから切り替える

以前、ブログで書いたAndroidのテザリング用アプリ、Easytether。 EasytetherでBluetoothテザリング

端末はXperia Z1f(Docomo)を使っていて、MVMOのSIMに切り替えた際に機器デフォルトのテザリング機能が利用できなくなってしまった。 EasytetherではBluetooth, USBテザリングが選択できるが、こちらはMVMOのSIMを利用しても問題なくテザリングできる。

Easytether使う前にBluetoothを有効にする

Easytetherを使う際にはAndroid側のBluetooth,EasyTetherを立ち上げてBluetoothテザリングを有効にし、そのあとPC側でBluetoothをパネルから有効にし、 コマンドラインでeasytether-bluetooth connect -d MAC_ADDRESSと入力する必要がある。

結構面倒なのだ。喫茶店に来るたびにこれをやったり、携帯もって少し離れるとBluetoothは切れてしまうので、また再接続するのがダルい。 ということで以前のブログでEasyTether用にショートカットキーを割り当てたのだが、Bluetooth自体のオン、オフはまだ出来ていなかった。

Thu, Sep 17, 2015

会社のPCのWindowsマシンにLubuntuを入れてきた

Webライターさん向けにChromeとOfficeツールが使える格安環境が欲しいとのことで、同僚が買ってきた1万5000円のWindowsPC。 デフォルトで入っている(おそらくkitting時に自動で入る)セキュリティツールが悪さをしてまともにブラウジングができなかった。 その要件であれば、lubuntu(軽量版GUIを備えたUbuntuベースのLinuxディストリビューション)を使えばよいだろうということで、 3時間くらいかけてセットアップした時の備忘録。 WinowsPCにlubuntuを入れる Windowsのコンピュータを起動し、コントロールパネルから"ディスクの管理"を表示する “ディスクの管理"の画面の写真を取る(スクショはだめ。インストール中に見れない) 今回はDドライブの内容が空だったので、Lubuntu側でDドライブをフォーマットすることにする。 Dドライブのディスク空き容量68.43GB。Dドライブの容量の数値を確認しておく。 UnetBootInDiskでLinuxをブート可能なUSBメモリを作る メーカーロゴでF12連打でブートメニューに入って、USBメニューを選択(なければBIOS設定画面に入ってから設定を変更する)。 Try Installを選択。 言語で日本語を選択。 ネットワーク(Wifi)に接続できるので、接続(あとでもできるがこのタイミングのほうが失敗が少ない) インストール中にアップデートをダウンロードする、サードパーティ製のソフトウェアをインストールの両方にチェック インストールの種類で”それ以外”を選択 ブートローダをインストールするデバイスに/dev/sda(ディスクの大元)を選択。 Dドライブの存在していた/dev/sda4/(ディスクの管理でとった写真を参照)を選択し、-をクリック。 空き領域を選択、 + をクリック。論理パーティションを選択。ext4ジャーナリングシステムを選択。マウントポイントに”/“を選択。 これで論理パーティション内部に複数のパーティションが作成可能になる。 スワップ領域を作らなくてよいかとの画面が出るが、無視してよい。あとで追加する。 マシン名とユーザ名とパスワードを設定する。Windows側と同じユーザ名、パスワードを利用。 タイムゾーンはTokyoに。キーボードは日本語に設定する。 Lubuntuをセットアップする スワップを有効化 USBからtry without installを選択 gpartedを利用して論理パーティション内1GBのスワップを作る。swap領域の/dev/sdxx fstabをsudo vi /etc/fstabにて編集。 ( http://linuxsalad.blogspot.jp/2009/05/swap.html ) 再起動してgparted上でスワップオンになっていることを確認 swapがないとたまにフリーズしたりするので早めに設定しておくこと 日本語を入力できるようにする Ctrl-Spaceで日本語入力可能。ibus-anthyが使える。 変換精度のより良いibus-mozc(Google日本語入力)を入れる。コマンドはsudo-apt-get install ibus-mozc。 キーボードインプットメソッドでibus-mozcを追加。 インプットメソッドの切替キーを半角に設定する(hankakuを追加割り当てする)。 GoogleChromeを入れる(firefox起動してそこから検索してインストールする) LibreOffice(OpenOfficeのすごいやつ)を入れる よく使いそうなソフトはデスクトップにショートカットを置く Chrome ファイルマネージャ LibreOffice Writer(Word) LibreOffice Calc(Excel) 見た目整える 綺麗な日本語フォントをAdobeが出してる(源ノ角フォント)のでそれを入れる。mkdir ~/.
Sat, Aug 15, 2015

elementary OS freyaへのアップグレード時のメモ(elementaryOS lunaから)

lunaからのアップグレードはアップデートマネージャなどのGUIでは提供されていない 新たにインストールディスクを作成し、上書きでのインストールを行う。(むしろこの方法を推奨していた) lunaのインストール時に/homeと/パーティションを分けて管理していたので、/homeを残して/をすべて入れ替える。 /homeと/(root)パーティションがGparted上で /dev/sda1, /dev/sda2等、どれに割り当てられるかを確認 (install時にこれらを割り当てするときに間違えなようにメモしておく) elementaryOS freyaのイメージをダウンロード(https://elementary.io) UnetbootInでのインストールディスクを作成(今回は8GBのUSBメモリに作成) 起動時にBIOS画面でF8を押してUSBディスクからブートさせる。Install elementaryOSを選択 パッケージのインストール 各種リポジトリの追加 sudo man add-apt-repository sudo add-apt-repository ppa:mpstark/elementary-tweaks-daily sudo add-apt-repository ppa:numix/ppa sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/atom sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade sudo add-apt-repository -y ppa:aguignard/ppa sudo add-apt-repository -y ppa:pi-rho/dev sudo add-apt-repository -y ppa:git-core/ppa elementary-tweaks のインストール アイコンやフォント、アニメーションなどの外観の設定やドッグの設定ができる sudo apt-get install elementary-tweaks numixのiconセットのインストール sudo apt-get install numix-* numix-circleを適用 Arc-themeのインストール sudo sh -c "echo 'deb http://download.opensuse.org/repositories/home:/Horst3180/xUbuntu_15.04/ /' >> /etc/apt/sources.
Sun, Jun 21, 2015

MySQL WorkbenchでQueryの結果が表示されない問題

elementaryOS freya(Ubuntu14.04ベース)で問題が起きた。 MySQLはUbuntuのリポジトリにあるものでも依存関係で問題は合ったり、直接Oracleから落としても上手く動かないことも合ったりしたのであまり驚かない。 (またお前か程度) しかしながら毎度踏みまくるので、ブログなりに記録していかないと、再度環境構築した際に面倒なのでメモ書き。 具体的には以下のような症状。 workbencだQueryの結果が白くなって表示されない。 selectした結果がセルで表示されるはずなんだけど。 ちなみにCUIでMySQLからselectしたりした場合は全く問題ない。 調査してみた 色々な人が死んでた workbenchはelementaryOS freya,Ubuntu14.04以降でSQLの実行結果が表示されないバグがあることが報告されている また、debパッケージの中身を書き換える方法 が提案されていたが筆者の環境では失敗。 source落としてパッチ当ててmakeする(成功) 唯一上手く行った方法。 下記コマンドを実行 sudo apt-get remove mysql-workbench* tar xvf mysql-workbench-community-6.3.3-src.tar.gz cd mysql-workbench-community-6.3.3-src wget -O patch-glib.diff http://bugs.mysql.com/file.php?id=21874&bug_id=74147 patch -p0 < patch-glib.diff sudo apt-get build-dep mysql-workbench sudo apt-get install libgdal-dev cd build cmake .. -DBUILD_CONFIG=mysql_release make sudo make install buildは1.5h程度は見込んでおいた方が良い。 sudo make install後にrebootするときちんとresultが表示される。 special thanks reddit launchpad
Sun, Jun 7, 2015

EasytetherでBluetoothテザリング

Easytether with linux EasytetherFull( GooglePlay ) 数年前に、AndroidのXperia acroHD使ってた時に利用してた有償のテザリングアプリ。一応FreeのLite版もある。 そして、公式のLinux向けクライアントがある。 当時はUSBテザリングで利用しており、テザリングサポート外の端末でも動作して、そこそこ速度が出ていたので利用していた。 Linux版パッケージはこちら からダウンロード可。 現在利用しているXperia Z1fではUSBテザリング、Wifiテザリング、Bluetoothは標準でサポートされている。 いつもはXperia側のバッテリーの事を気にかけてBluetoothでテザリングを行っていたが、Easytetherの事だから標準より速度出るのでは…?と、気になってみたのでやってみた Speedテスト3回戦 Easytether Bluetoothテザリング AndroidのBluetoothテザリング やはり、Easytetherの方が早い 若干だけれども。 ただ、バッテリー消費量の検証は行っていないので片手落ち感はある。 ただし起動/終了が面倒なので、ショートカット割り当てまで行う。 おまけ(起動スクリプトの登録) 接続を切り替えるscriptを作る easytether.shを任意のディレクトリに作成。 #!/bin/sh pgrep -lf easytether ret=$? if test ${ret} -eq 0 then # 既に起動中の場合停止させる pkill easytether -f else # 対象のスマホのBluetoothのMACアドレスを指定して接続 sudo easytether-bluetooth BT:MA:CA:DD:RE:SS fi 内容はこんな感じ。
Sun, May 31, 2015

Linuxでブルーライトフィルタ そして快眠へ...

毎日趣味や作業でPCと対面するため、目の疲れや夜の寝不足と行ったことからは免れられない。 少しでも目への負荷を軽減させるべく、なるべく夜はPCを利用しない、利用時間を短くするなどあるが、現実問題難しい。 いくつか対策を考える。 PCメガネ、JINS PC jinsのPC用メガネを使うと目に優しくなれるとのこと。 ここで原因と言われるブルーライトは、寝付きの悪さだけでなく、目の疲れ、肩こり、頭痛などに影響を与えているらしい。 ようはその青い光をフィルタしてしまうメガネが売れているようだ。 メガネを買えばそれで解決、なのかも知れないがハードウェアではなくソフトウェアで解決したい。 Linuxでブルーライトをカット 実はこのブルーライト、色温度を下げることで減量させることができる。 色温度(いろおんど、英語:color temperature)とは、ある光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)である。単位には熱力学的温度の K(ケルビン) を用いる。 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E6%B8%A9%E5%BA%A6) 実は色温度は青い方が高い。 炎は赤いので赤は温度が高そうだが、実際は炎の先端の青い部分が最も温度が高い。 そう、モニタの色温度をソフトウェアで変更さえすれば良い。 輝度を下げることでブルーライト低減はできるが、色温度を下げることで更に低減させ、PCメガネよりさらに高い効果を目指す。 今回はRedshiftというソフトウェアを試してみた。 Redshift manual page このソフトウェアを使えば、手持ちのマシンから放たれるブルーライトが低減できる。 Redshift同様のソフトウェアとしてf.luxも試したが、稀にCPU消費量が非常に高くなることがあり、Redshiftは特段バグが無かったのでそのまま利用している。 Redshiftのインストール sudo apt-get install redshift redshift-gtk パネルのインジケーターに表示させることができる。コマンドラインからの利用の場合、その場合redshift-gtkは必要ない。 Redshiftの起動と設定 redshift-gtkを実行させると、パネル上にインジケーターが出る。 toggleでon/offを切り替え。 autostartで自動起動の設定を切り替え。 詳細な設定内容はコマンドラインや外部ファイルから入力することができる。 こちらのサイトで詳しく紹介されていた。 デフォルトの設定では、日中の色温度はあまり抑えない設定で、夜間はほんのり赤くなり色温度を抑える。([off]6300K, [day]5700K, [night]3600K) ブルーライトカットの効果 最初は少々赤さが気になるが段々と目が慣れてくると気にならなくなる。設定を元に戻すと眩しく感じる。 ライターさんのLubuntuにRedshift導入した所、目が疲れにくくなったとのフィードバックを得たので効果はあるようだ。 寝付きの悪いLinuxユーザーは是非お試しあれ。